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催涙スプレーの基礎知識

このページでは、催涙スプレーのあれこれを解説してみたいと思います。

一口に催涙スプレーといっても、
世の中にはいろんな種類のものがありますよね。

その中から自分にピッタリの一品を見つけ出すのは意外と難しいことです。
何しろガスの種類から噴射の仕方、大きさや使用する時の状況など、
考えてしまうことばかりで結局どれがいいの?ってなってしまいます。

そこでこのページでは、皆さんが悩むであろうポイントごとに、解説します。
自分にあった催涙スプレーがどんなものか、見つけられるかも知れませんよ。
  1. 催涙スプレーの噴出の仕方ってどんなものがあるの?
  2. 噴射ボタンにもいろんな形があるの?
  3. ガスの種類と効果が知りたいんだけど?
  4. 催涙スプレー携帯心得
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1.スプレーの噴出の仕方ってどんなものがあるの?
大きく分けて次の3種類があります。

  • 噴霧タイプ(フォッガー):霧状にパァーッと拡散するタイプ
  • 水鉄砲タイプ(リキッド):水鉄砲のようにピューッと直進するタイプ
  • 泡状タイプ(フォーム) :催涙成分を泡に包んだ状態で飛ばすタイプ

それぞれの噴射のイメージはこのようになります
噴霧タイプ
噴霧タイプ催涙スプレー
水鉄砲タイプ
水鉄砲タイプ催涙スプレー
泡状タイプ
泡状タイプ催涙スプレー


それぞれメリット・デメリットがあります。使用する環境を想定してみてください。
噴霧
タイプ
メリット
  • 広い範囲に拡散するので相手を捉えやすい
  • 複数の暴漢にも対処しやすい
デメリット
  • 最悪の場合、風向きによって自分にかかってしまう
  • 拡散しやすいため第三者に被害を及ぼす危険がある
水鉄砲
タイプ
メリット
  • 風の影響を受けにくい為、軌道が定めやすい
  • 拡散しにくいので第三者への影響が出にくい
デメリット
  • 相手に当てるためにはよく狙う必要がある
  • 複数の暴漢に対して対処しにくい
フォーム
タイプ
メリット
  • 水鉄砲タイプと同様、軌道が定まりやすい
  • 水鉄砲タイプよりさらに第三者に影響が出にくい
デメリット
  • 複数の暴漢に対して対処しにくい

各タイプともデメリットはあります。
ありますが、
デメリットを補って余りあるメリットを持っているわけです。
それぞれ使い方、使い所さえ間違わなければ、
とても使い勝手のよい防犯用品と思いますがいかがでしょうか。
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2.噴射ボタンにもいろんな形があるの?
各社から、さまざまな形が出ています。

どの形が一番使いやすいかは、一概には決まりません。
使用する場面によって、一長一短があり、また個人的な好みもありますから。

しかし、
催涙スプレーを選択する際は大事な要素です。
催涙スプレー携帯時の誤作動防止やスプレー噴射時の狙いやすさなど、
スプレーの安全性・操作性は、この部分が全てです。

使用する環境を考え、自分にあった物を見つけてください。
FOX社製ノーマルボタン
催涙スプレー:ノーマルボタン 催涙スプレー:ノーマルボタン 催涙スプレー:ノーマルボタン 催涙スプレー:ノーマルボタン 催涙スプレー:ノーマルボタン
安全装置と呼べるものは特にありませんが、
ボタンの周囲を高くすることで誤作動しにくくなっています。
また、切り欠きがあることで噴射方向を間違えずに済みます
携帯する場合は誤作動対策を考えたほうが良いでしょう。

フリップトップ
催涙スプレー:フリップトップボタン 催涙スプレー:フリップトップボタン 催涙スプレー:フリップトップボタン
催涙スプレー:フリップトップボタン 催涙スプレー:フリップトップボタン
ボタンの上部にカバーをかぶせているので、
誤作動防止になり、携帯しやすくなっています。
使用時はカバーとボタンの間に指を滑り込ませることで、
噴射方向をすばやく定められます。携帯用として最適。

ファイヤーマスター
催涙スプレー:ファイヤーマスターボタン 催涙スプレー:ファイヤーマスターボタン 催涙スプレー:ファイヤーマスターボタン
まさに消火器のような形体で、
発射の瞬間、反動を感じるほどの強力な噴射が特徴。
とにかくほんとに強烈です
安全装置はコツさえわかっていれば意外と簡単に引き抜けるので、
安全装置をはずす練習をしておきましょう。
ただし、かさばるので据え置き等の用途に向いています
比較的大きめのサイズ中心の商品です。

サイドスライド式
催涙スプレー:サイドスライド式ボタン 催涙スプレー:サイドスライド式ボタン噴射可能状態。ノズルが見えてます。
催涙スプレー:サイドスライド式ボタン 催涙スプレー:サイドスライド式ボタン噴射不可。ノズルも隠れました。
トリガーを横に回転させることで、
ボタンを押せるようになるのと同時に隠れていた噴射ノズルが現れます。
携帯時の安全性は非常に高い形状です
反面、いざというとき冷静さを欠いた状況では意外と手間取ってしまうかも。
夜道の一人歩きのときは常に手に持っていることをお勧めします


ガングリップ
催涙スプレー:ガングリップボタン 催涙スプレー:ガングリップボタン 催涙スプレー:ガングリップボタン 催涙スプレー:ガングリップボタン
拳銃のようなグリップで、ものすごい噴射力
発射ボタンは上面にあり、安全ピンを抜くだけで簡単に準備OK.。
ガス容量の大きなタイプが採用しています。
このサイズになると完全に備え付け専用になります。
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3.ガスの種類と効果が知りたいんだけど?
催涙ガスとして主なものは、以下の通りです。

CN(クロロアセトフェノン)ガス
化学合成された薬品です。
気化のスピードが速いので、直接顔面に当たらなくても効きやすいと言われています。
ただし、効果には個人差があるようで、麻薬中毒者や泥酔者、極度の興奮状態にある人には効果が薄くなります。
(当サイトでは実用性の観点から、CN成分のみ使用のスプレーは扱っておりません。)

OC(オレオレシンカプシカム)ガス
トウガラシ抽出液が主成分です。
CNガスでは効果の弱い相手に対しても大変効きやすいガスですが、安全性は高く後遺症や失明などの心配がありません。
ただし、CNガスに比べて気化スピードが遅いので、相手の顔面を確実に狙うことが必要です。

TA(トリプルアクション)
CNガスとOCガスを混合したものに、
更にUV DEY(紫外線ライトに反応する目に見えない染料)を配合。犯人の特定に利点があります。
CNガスの気化スピードと、OCガスの効きやすさといった、
それぞれの長所を活かし、より高い効果が期待できます。

催涙ガスの具体的な効果
ガスの効果を一口に表すなら、「強烈な刺激を与えて一時的に相手の行動力を鈍らせる」となります。
あくまでも
「鈍らせる」であって、「行動不能」にすることはかなり困難です
つまり、逃げ切るための時間稼ぎと考えてください。
興奮状態の相手をやっつけることは不可能だと考えてください。

ガスによる具体的な症状として、眼や鼻、呼吸器の粘膜に一時的な炎症を起こさせ、激しい痛みを与えます。
涙が止まらない、激しく咳き込む、あるいは肌に痛みを感じる等の効果もありますが、このような効果は的確にヒットできた場合の話。

多少ひっかかったくらいで相手が萎縮するとは限りません。
ただ、
逃げるためのチャンスにはなりますから、最大限活用してください。
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4.催涙スプレー携帯心得
催涙スプレーを携帯する際の心構え。
防犯意識の携帯もお忘れなく。

はっきり言って、
催涙スプレーをただ携帯しているだけでは満足できる防犯は不可能です。
催涙スプレーそのものの性能は十分あったとしても、
それを使う人が十分な防犯意識を持っていない限り、
使いこなせないからです。
「催涙スプレーを持っている=安全」とは言いきれません。

しかし、日ごろから防犯意識を高めておくことで、
危険を回避できる確立を上げることはできます。


●では、高い防犯意識とは、どんな事でしょう。

簡単に言い換えれば、
危険な状況を避ける・遠ざける・寄せ付けない・いざというとき逃げ切るための手段を講じておく。ということでしょうか。

あなたの周辺の環境によって、考えなければいけないことは変わってきますが、以下にそのヒントを記していきます。
(ただし催涙スプレーに関することだけ。ほかの事にも触れるときりがありませんので…)
  • 今もっているスプレーの飛距離や容量を知っておく
  • 実際に、安全な場所で練習しておく
  • なるべく人通りのある場所や明るい場所を通る
  • ヘッドホンステレオなどしていると、周囲の状況が把握できなくなり危険
  • すぐ取り出せる場所に携帯する
  • すぐ使えるように手に持ったまま歩ければ、なお良い
  • ただし、スプレーを使用することよりも逃げることが先決
  • 催涙スプレーは、逃げるための時間稼ぎの道具である
  • できるだけ大きな声で周囲に助けを求める
  • 相手にうまくスプレーを当てることができても自分から近付かない



●催涙スプレーは身を守るための道具です。

道具というものは、
正しい使い方や効果を知っていなければ
宝の持ち腐れになってしまいます。

特に暴漢を前にして冷静でいられるわけも無く、そんな状態でまったく練習していない道具をつかいこなせるかどうか・・・。
しっかり練習をしておくことで、"いざというとき"の対応が変わってきます。

また、意識的に危険な場所を回避することも重要です。
多少遠回りでも人目があるところや明るいところをなるべく選んで通るようにしてください。

"危険な状況を避ける"
ということです。



●危険を予測して備えておくことも習慣にしてください。

夜道の一人歩きなどの危険が予測できるような場合、
スプレーを最初から手に持っていることをおすすめします。

いざという時に逃げながらカバンから取り出して使用することは非常に困難です、
と言うより、むしろ不可能です。

手に持って歩くことに抵抗があると言うあなた、ちょっと想像してください。

たとえば夜間。
手に何か持っていても遠目からは何を持っているのか判別は難しいものです。
携帯電話やジュースの缶など持っていても良くわからないでしょう。
自分自身、他人が何か持って歩いていても、意外と気にしてないんじゃないですか。

よしんば気にする人がいても、
特にそれが暴漢なら尚更、警戒心を抱かせることにならないでしょうか。
つまり
"危険を寄せ付けない"ことになるのではないでしょうか?

もしどうしてもスプレーを露出したくないのなら、
小型のスプレーをポケットの中で握っていてはいかがでしょうか。
あるいはカバンの中で握っていてもかまわないと思います。
とにかく、瞬時にスプレーを噴射できるような心構えが必要です。



●まとめます。

手に持ってスタンバイしておくことで
  • "いざというとき"あわてずに即対応できる
  • そもそも、"いざというとき"を未然に防げる
こんなメリットがあるんです。

催涙スプレーの携帯方法は、
危険が予測される場合、すぐ使えるように手で持っている事。

コレが結論です



●閑話休題

最近よく見かける光景。
ヘッドホンステレオを聴きながら歩いてる人。
携帯電話でしゃべりながら歩いてる人。
携帯電話でメール打ちながら歩いてる人。

別に「だめです、すぐやめなさい」とは言いませんし、言えません。
人それぞれのスタイルですから。

ただ、場合によっては危険ですよと教えてあげたい。

ヘッドホンステレオを使用していると、周囲の音に気が付きにくい。
後ろから引ったくりや暴漢が近付いてきてもまったく反応できないことになり
非常に危険なんです。

携帯電話の使用中も、周囲への注意力が落ちているはずです。
まして歩きながらのメールはいろんな意味で危険ですよ。
視線が画面にいってるわけですから…
老婆心ながら気になってたことなので。

こういったことはあくまで個人の価値観の問題なんでしょう。
だけど、
いつ犯罪や事故に巻き込まれないとも限らない世の中になってしまいました。
悲しいことですが現実です。

"自分の身は自分で守る"。
コレが当たり前になりつつあることを忘れないで下さい。



さて、話を戻しましょう。

●催涙スプレーの最大の目的は何でしょう?

それは、
「危険な状況から逃げ切るための可能性を高めること」に他なりません。

相手をやっつけることが目的ではないということです。
実際、催涙スプレーだけで相手を倒すことは不可能です。
一時的に行動力を奪うことは可能ですが、
それは確実にヒットできた場合だけです。

とにかく
逃げきるための手段のひとつだと認識してください。
だからと言ってまったくの無力かというと、そうでもありません。

少なくとも相手に対して抑止力になりえますし、
何よりもあなた自身が素手ではないという安心感をもてるのではないかと。

少しでも希望があれば、それが勇気になったりすること、ありませんか?

また、住宅街など周りに助けを求められる状況なら、
ありったけの声で叫んで、周囲に異状を伝えてください。
犯罪者は当然目立つことを嫌います。

ここ最近、
子供や女性、お年寄りなど弱者を狙った犯罪が、毎日のように報道されています。
しかも、加害者とは何の関係も無い人が被害者になってしまうケースが…。
とんでもない世の中になってしまったと思います。

自分の身は自分で守る。悲しいけれど、これが常識になってきました。
防犯は、人それぞれの環境によって、考えるべき内容は違うはずです。
自分にとって何が重要かは、ご自分で判断してください。

とはいってもその判断がとても難しいのもまた事実。
お悩みの際は遠慮なく当サイトまでご連絡ください。
可能な限りではありますが、お力になる事ができれば幸いです。

少しでも危険を遠ざけるために有効な催涙スプレーと一緒に、
防犯意識も携帯するように心がけてください。


確かにここまで書いたことは理屈かもしれません。
だけど、昨今の治安を考えれば
コレくらいの危機管理は考えておいても損はないと思いますよ。

全てはあなた自身の安全のため。

決して難しいことじゃないと考え、ここで提案させていただきました。
今一度、ご自身の環境と照らし合わせ、
防犯について考えていただければ幸いです。

最後に。
長々と読んで下さいまして本当に有難うございました。

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